パニック障害・歯科恐怖症をお持ちの方へ
01-d-078.jpgパニック障害は何の前ぶれもなく激しい動悸や呼吸困難、めまいなどの症状に、強い不安感を伴った発作に襲われる病気です。歯科治療中に発症することもあり、一度発症された方は不安感から必要な歯科治療を避けてしまっていることもあります。
歯科恐怖症は、歯科治療に対する極度の恐怖心やトラウマによって歯科治療が困難になってしまった状態です。この場合も口の中のトラブルを放置してしまう傾向にあります。

当院では、パニック障害や歯科恐怖症をお持ちの方が多く受診され歯科治療を受けておられます。

これほど多くの方が歯科治療を受けられず困っておられた事に、驚きと当院の存在意義を感じております。

当院では、その人の症状に合わせて歯科治療を行っておりますので、ご予約の際、遠慮なくお申し付けください。
(当院では、パニック障害そのものを治療することはできませんので心療内科等で必要な治療は事前に受けていただくことをお勧めします。)

<当院で取り組んでいる初診時対応の一例>
1 問診時、パニック障害が起こった場所、発症頻度、心療内科での治療内容・薬などをお聞きします。

2 現在、お口の中で痛みなどのトラブルがあればお聞きします。

3 可能であれば通常の検査
(レントゲン検査、虫歯・歯周病検査)を行いますが、不安が強い方は笑気鎮静麻酔などを先にご提案致します。

4 歯のクリーニングや簡単な治療から慣れていっていただきます。


<治療に対する不安感を取り除くためのご提案>
・症状が軽度の方は、歯のクリーニングなどを行いながら治療に慣れていっていただきます。

・イヤホンで音楽を聴きながら、アロマなどを用いてリラックスしながら治療を受けることも可能です。

・症状が中等度以上の方は笑気麻酔を用いて鎮静化での治療を行います。
(注射麻酔の前に表面麻酔を用いるなど、苦痛を最小限にするための努力に関しては、どの方にも共通で行っています)

01-d-053.jpg特に笑気鎮静麻酔は効果的で、歯科治療を諦めていた方も当院で鎮静化にて治療を受けられています。3歳児から使える安全に配慮された鎮静法で、健康保険も使えます。いずれにしましても、歯のトラブルを放置すると日常生活に支障をきたすだけでなく、治療にかかる労力や費用も大きくなります。

気になることがある際は、お早めにご連絡下さいね。